2007年 03月 28日
平成19年2月27日から3月26日にかけて暫定的に再開されたものの、とうとう19年3月末をもって閉鎖されるようです。(県は休止するとの発表ですが) さらに、ぷらっとこうち担当の県政情報課長とチーフの両名とも4月からこの課を離れることとなった様子です。まさかぷらっとこうちをめぐる一連の裁判や監査請求の影響とは思えませんが、なんらかの事情や上層部からの意向があったのでしょうか。 これまで1千万ほどの県費をかけて運営されてきましたが、最後にあっさりと幕を引いたところに県庁の本音がとうとう顕れてしまいました。 県知事の想いとは裏腹に、県庁内部ではこの電子掲示板を活用して県政に生かすことは、本当はやりたくなかったのかもしれません。 県民からのアンケートの結果と比べてみるとよくわかります。 http://www.plat-kochi.com/upfile/1-1317.pdf 振り返ると、私としてはこのぷらっとこうちでの登録抹消問題を通じて、応援をいただいた方や県民の方々の高知県に寄せる熱い思いを知ることが出来ましたし、たくさんの方と交流でき貴重な人脈も増えました。 これが私にとっては大きな財産価値となりました。 高知県を愛し何とかしたい県民の方々にとっても、おそらくそうであろうと思います。 いろんな意味で、高知県の活性化を阻害するもの、高知県庁の体質、県民と接する行政のありかたなど、この掲示板の記録を見れば示唆するものが多く残っていますが、残念ながら閉鎖になるので、それらの記録もいずこへと消えていくのでしょう。 でも私たち県民の心のなかには永遠にずっと残り続けると思います。 ぷらっとこうち、ありがとう! おかげで私は高知県の真実を知ることができました。 #
by ziyuu3
| 2007-03-28 23:37
| 高知県の公共掲示板
2007年 03月 02日
ぷらっとこうちが、ようやく1ヶ月間の暫定期間だけですが再開されたようですね。 もっとも私は登録抹消されていますので、意見すら書き込めませんが・・・。 私も参加した「再開を要望した署名活動」の効果もあったとは思います。 が、あえて言わせていただくと、ぷらっとこうちの開設費用にかかる「住民監査請求」のボディーフロー効果もじわじわ利いてきたのではないかと思います。 市民オンブズマン高知の方々と私も連名で提出した、住民監査請求の結果は「棄却」にはなりましたが、県議会議員をかねる監査委員に対し実状を理解していただき、なおかつ所管の県総務部をはじめ県の上層部においてもこの件に関し協議していだいたことが明らかです。 このたびの住民監査請求の経験を経て、多方面に多角的手法で攻めていくことが効果的だと私は思いました。 いま県民の多くが問題にしている「東洋町の高レベル放射性廃棄物最終場」問題に関する議論を行う会議室を申請されることを私も支持いたします。 リアルな実践活動とリンクされて、行われるぷらっとこうちでの会議室のやりとりは全国的にも話題となるチャンスも出てきましょう。 それゆえこの提案は時機を得たもので、誠に意義あるものです。高知県の公的な掲示板だからこそ意味があるのです。 もともと、ぷらっとこうちは、県民の方々がこうした身近な県政の問題をあれこれと議論するために出来たものと私は理解していました。 ごく身内どうしでどうでもよいような世間話をするために設置された事が目的ではなかったはずです。 その意味で一部有志の方が提案なされている会議室申請は、本来の活用目的に沿ったもので当然県民の多くが最大限に利用可能なはずのものです。 ぷらっとこうちは、高知県が1千万円近くの県費を投じて開設されているもので、私どもの主張どうり「県民の財産」です。 そうした意味で、ぷらっとこうちの停止期間における県財産の活用のありかたを問うたのが、私たちの住民監査請求でした。 ぜひ多くの方が議論の場に参加されることを期待しています。 #
by ziyuu3
| 2007-03-02 17:32
| 高知県の公共掲示板
2007年 02月 18日
昨日、県監査委員会より監査報告書が届いていた。結果は残念ながら「棄却」である。 これによると残念ながら当方の主張どおりには結論されなかったが、同報告書によると、住民監査請求を行うことによって、いくつか明らかになった事柄や前進というべき事柄もあった。これらはその成果であるといえよう。 これらは情報公開請求をいくらしても、明らかにしてもらえない事柄だからだ。 「ぷらっとこうち」に関しての今後の予定 (同報告書より) > 県政情報課は、次のように述べている。 (ア) 監査実施時点では、(》再開の是非、②再開する場合の運営体制のあり方、 ③再開、についての参加者の意見、④運営会議の提案に沿ったシステム改修の検討、(9参加者数の予測等を調査するための試行として、平成19年2月中旬から3月中旬までの間、暫定的に会議室のみを使って書き込みを再開する予定で準備を進めている。また、再開された「ぶらっとこうち」上の参加者に限らず、幅広く多くの県民の意向を把握するため、県政情報課のホームページ上でアンケートを実施する予定である。 > (イ) 上記(ア)の結果を検証し、「ぶらっとこうち」を再開するか、廃止するかの判断をすることにしているため、平成19年度の当初予算の要求はしていない。そのため、平成19年4月から「ぶらっとこうち」の運用は、完全に停止される。再開するとなった場合には、補正予算で対応する。 ということが明らかになった。やはり県は今後は「ぶらっとこうち」の運用を停止したい意向であることが明らかになった。 全国のなかでも高知県は最たる失敗例となったことになる。 また、これまでの経過をみても「実施する予定である。」は実施されていないことが結果的に多く「実施する予定である。」は、今後も確実に行われるということはあまり期待できないだろう。 「アンケートをとる」にしても昨年から云われ続けている事だが、いまだ何一つ実施されていないからだ。 監査委員会は「アンケートをとる」という行為は財務会計行為ではないから、監査の対象ではないというのであろうが、「アンケートをとる」行為に1円でも公費の支出が生じていれば財務会計行為ではないだろうか。 また、監査委員会は報告書の中で以下のように認めている。 > 要するに、今回の行為は、「ぶらっとこうち」の運営という見地からする >システムの運営責任者としての行為であって、著作権の財産的価値に着目して >行われた財産管理行為、あるいは財産処分行為には当たらないというべきである。 これは高知県監査委員会が県政情報課長が「ぶらっとこうち」のシステムの運営責任者であることを認定したもので、前進すべき事柄である。 かねてから当方の主張どおり県政情報課長が運営責任者であることを、当初県政情報課長は否定していたが、県監査委員会は認めたことになった。 だが、よこはま水産の県漁業信用基金協会への出資問題について監査委員会がいくら不当な支出であると指摘をしても「監査報告には事実誤認がある」であると一蹴されるのだから、仮に県監査委員会に県費の使い道がおかしいと認めてもらっても、これが前例になって「事実誤認である」と県政情報課に一蹴される可能性は残っている。 高知新聞夕刊 2007年02月16日 基金協会出資は必要 闇保証疑惑で知事 http://www.kochinews.co.jp/0702/070216evening04.htm#shimen4 #
by ziyuu3
| 2007-02-18 11:49
| 高知県の公共掲示板
2007年 02月 16日
平成18年8月22日に諮問を受け、平成18年12月15日付けで高知県個人情報保護審査会が答申第2号で開示すべきとしたことがまだ実行されていないようです。 (2月14日確認済み) これだけ時間を徒に費消し答申をずっと無視し続けることが、県民のための県政のありかたといえるのかどうか甚だ疑問です。 個人情報保護制度 の所管元である県政情報課自身が高知県個人情報保護審査会による答申を無視した行為を続けている。 また18年8月24日ぷらっとこうち停止の後、ようやく平成18年12月12日付けで県政情報課長は「ぷらっとこうち」をどうしていくべきかに関して、県民の皆様及び参加いただいている皆様のお考えをお聞きするため、アンケートを実施する予定だとホームページ上で明言している。 http://www.plat-kochi.com/topics/details.php?parent=947 にもかかわらず、そのことさえ、いまだ2ヶ月以上になって何も行われていない。 またこれまで寄せられた県民の意見の公表も行われない。いかがなものでしょうか? ぷらっとこうちトピックス掲載「○○○○さん及び△△△△さんの参加登録抹消に関する経緯報告」に関し、△△△△に関する議論の一切。記録の公開について 高知県個人情報保護審査会答申第2号は平成18年12月15日付けで以下のように答申した。(一部抜粋) 第1 審査会の結論 知事が、平成18年8月3日付けで部分開示決定とした「第40回ぷらっとこうち運営会議議事録(公開用)等」について、非開示とした部分のうち、心情等に関する次の部分は、開示すべきである。 1 対象公文書「今後の処理1」について (1) 本文上から2行目の「一時書き込み停止になっており」の次から3行目の「今後の処理手続や」の前までの部分 (2) 本文上から13行目の「削除する旨通告した」以降の末尾の部分 2 対象公文書「今後のスケジュールなど状況のお知らせ」について (1) 本文上から3行目の部分 http://www.pref.kochi.jp/~kensei/jouhou/kotoushin2gou.htm ※しかしながら開示すべきと答申した内容は、いまだ開示請求をした県民に開示されていない。 これが高知県の現実の姿です。 #
by ziyuu3
| 2007-02-16 16:40
| 高知県の公共掲示板
2007年 02月 16日
昨年の8月24日からずっと休止している「ぷらっとこうち」が 近く暫定的に再開するらしいとの情報が入ってきました。 ただし登録されているメンバーだけでの議論になるようです。 登録を抹消された者や新たに登録を申請しながらもぷらっと こうちの停止を理由に新たな参加を承認してもらえない者など はその対象にならないようです。 Ps.土佐の自由民権運動入門を読むと今のこういた弾圧が かつて高知県や日本でも行われていたことがわかります。 今の高知県と同じような印象です。 それでも郷土の運動家たちは貫きとうしたことに敬意を表します。 #
by ziyuu3
| 2007-02-16 15:58
| 高知県の公共掲示板
|
アバウト
自由民権発祥の地、高知県が運営する電子掲示板で、ある県民の発言する権利が一方的に奪われたことに端を発し、陳情書提出や住民監査請求、住民訴訟が次々と起こる。県と県民との協働とは何かを問う記録である。 by ziyuu3 カレンダー
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高知県行政経営改革室(当時の所管)より突然に配達証明で送られてきた書類(3年前のもの)
【これまでの経緯】※近いものから順に。 平成19年10月2日 県は、県政への県民参加を目的に開設した電子掲示板「ぷらっとこうち」の廃止を最終的に決めたが、県議会議員の委員からは批判が続出。執行部の総括不足も露呈する結果となった。 平成19年2月6日 事件番号 18行ウ第21号「ぷらっとこうち」管理委託訴訟の公判が行われる。次回で結審されるようだ。 平成19年1月22日 ぷらっとこうち停止措置にかかる住民監査請求に関する請求人及び執行機関の陳述が行われる。 平成18年12月28日 ぷらっとこうち開設費用の返還を求める住民監査請求書が受理される。 平成18年12月20日 「ぷらっとこうち」管理委託訴訟の裁判の第二回目の口頭弁論が高知地裁で行われる。 平成18年12月11日 「ぷらっとこうち」書き込みの再開について元運営委員2名を含む陳情書10数通を12月11日16時半高知県庁知事室秘書課を訪れ、高知県知事宛に提出する。12月15日に予定される知事と県政情報課との協議により今後の動向が注目される。 平成18年11月30日 ぷらっとこうちHPに「ぷらっとこうち」の意義と今後の方向性についてを初めて発表する。県民はここで初めて今後の運営について知ることになる。 平成18年11月28日 第45回運営会議にて「ぷらっとこうち」の意義と今後の方向性について、を運営委員はまとめ11月末で辞任する旨を明らかにする。 平成18年11月21日 「ぷらっとこうち」管理委託訴訟の裁判の第一回目の口頭弁論が高知地裁で行われる。 平成18年9月6日 17年度の「ぷらっとこうち」保守管理費515,025円の内の18.4.28に支払われた400,029円の返還を求める住民監査請求がなされる。 平成18年9月2日 「自由な高知を創るぜよ」を設立。わが愛する高知県に自由なる「土佐」の爽風をおこし、改革と創造の場を設ける。 自由な高知を創るぜよ groups.google.co.jpでアーカイブを参照_LINK 平成18年8月24日 ぷらっとこうち運営会議の独断により、ぷらっとこうちが突然閉鎖されました。8月15日には知事の熱い想いが語られていたのに残念です。突然の出来事ですが、県民不在の県政の兆候でなければいいのですが・・・。 平成18年8月15日 高知県知事橋本大二郎氏、ぷらっとこうちに当事者として、今回表面化した問題をもとに、今後に向けた考え方を述べるが、依然登録抹消処分はそのままに・・・。 平成18年8月8日 竹内隆志は、高知地裁に高知県知事等を相手に地位保全仮処分命令申立書を提訴 事件番号 高知地方裁判所 平成18年(ヨ)第35号 18.8.8 事件名 地位保全仮処分命令申立事件 高知県知事等は、すみやかに竹内隆志の「ぷらっとこうち」参加登録を復帰させるよう地位保全の仮処分を申し立てる。と提訴した。 2006年8月4日 「ぷらっとこうち」の事務局員への内部請負が発覚し、そのホームページ保守管理委託契約に違法な契約手続きがあったことがわかり、ついに市民オンブズマン高知から契約無効の確認を求める住民監査請求を起こされる! 2006年7月24日 ぷらっとこうちトピックスにおいてぷらっとこうち運営会議名で、竹内、西村氏の参加登録を抹消したとの報告がある。7月13日以降実質的に書き込み不能状態は依然続く。しかしいまだ当該処分を行った公文書での通知がこない。 この参加登録の抹消の決議に関わったとされる現在の運営委員・事務局員の名簿(委員の一部はその後辞任)です。 2006年7月13日 高知県総務部副部長、県政情報課長を交え「ぷらっとこうち」の改善策につき話し合いを持とうとこちらから代理人を通じて交渉する。 第三者も交えた話し合いの場は得られたが、運営会議議長は強行に竹内、西村氏の登録削除をするとし後日連絡するとした。 同日夜、会を終えて帰宅後、すぐに竹内、西村氏はぷらっとこうちへの意見や情報告知の書き込み不能となり、事実上登録抹消となる。 2006年6月1日 同年5月12日にぷらっとこうちに投稿した、竹内隆志と西村健一氏の発言が突然削除される。削除理由は「過去に削除した内容をリンク掲載したため削除した。」とある。削除の賛否大論争が再び起こり、ぷらっとこうちが活発になる。 2003年9月27日 竹内隆志の参加登録一時停止の措置につき、県行政経営改革室長をまじえ、当事者間で話し合いがもたれる。高知県は「確約書」の請求は取り下げ、竹内隆志の参加登録停止処分を解いた。 2003年9月16日~26日 ぷらっとこうち上で発言削除や書き込み権停止のありかたが大論争になる。 2003年9月17日付 高知県より配達証明で通知書が届く。確認書とした誓約書類を出さないと今後も参加登録は認めないとのこと。 2003年9月15日未明 竹内隆志、ぷらっとこうちへの書き込みが突然不能になる。 2003年9月14日23時 竹内隆志、ぷらっとこうちに[109-7]【委員は使い捨て!? 考察その4】を投稿 2003年9月1日 高知県の公共電子掲示板「ぷらっとこうち」開設される。同運営に係る事務局を高知県総務部行政経営改革室に置く。 カテゴリ
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